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Boa Pascoa..よいご復活祭を。。。

4月6日は、こちらでは、SextaFeiraDePaixao,受難の日となっている、そしてその3日後、8日がPascoa(バスコワ)、そう、復活祭となるのである。

日本で成人洗礼でカトリック信者になる場合、クリスマスか、このイースターかの、どちらかである人が多い。私は、その少ない??例外の洗礼記念日を持つ信者なのである。

私がカトリックの影響を受けたのは、ミッション高校時代であった。シスター(修道女)が先生の資格を持っていて、仕事をして教育をしているシスターを毎日普通に見て、接して、彼女たちの生き方に不思議な興味を持っていたのであった。
その高校入学当時、シスターは、日本の仏教の尼僧と同じに思っていたので結婚をしなかったとか、そんな理由があるんだろう??などとかんぐっていたのだった。

この学校の授業に「宗教」というのがあった。その担当は、Uシスターであった。小柄で上品な感じのこの先生シスター、私には、格好の??からかいの的的なイメージを与えてくれた。が、実はこの方、後々知るのだが、某有名大学を出ている、かなり秀才ナ女性であったのだった。
が、当時の私は、高校生である、まっすぐなものも斜めに見るのだ。先生の授業は、眠くなってしまうので聖書の下には、普通の本などを隠して、こっそりと読んだりしていたのだが、必ず!見つかって、小言を言われていたのであった。

それでも1年生時代は、まだおとなしく、私がその後この高校を経営している母体の修道院のシスター全員に名前を知られてしまう、珍事件を起こしたのが2年の時だったと思う。

その当時も人気があった、フランスの歌手、ミッシェルポルナレフを当時の友人が凄く好きでよく聞かされていた私、彼の曲の中にある曲を見つけてそれを授業中に流したのだった。。
ポルナレフ・ベスト
ミッシェル・ポルナレフ / / ユニバーサルインターナショナル
スコア選択: ★★★★懐かしくも素敵な曲が一杯です。



たしか、「神父様の結婚」というタイトルだった。ご存知のようにカトリックでは、神父様は、妻帯は、禁止である。それを冒涜しているような曲なのだが、メロディーは、綺麗であった。
これを授業中になんでか?好きな曲をかけていいということになり、このシスター方は、フランス語がわかる人ばかりだったのでかけたら面白かも?!と思ってかけてしまった私。

かけた途端、このUシスターの顔色が変わり、「ちょっと歌詞を見せなさい!」といことでそこにあった歌詞カードを見せたら、Uシスターは、それをチェックして、「スペルと言葉が間違っているわ!」と書き込みをしてくれたのだった。

その後、本部修道会から総長様(一番偉い方)がやってきた時も私は、呼ばれて、「シスター、この子が例の事件を起こした子なんですよ。。」とお褒め?!の言葉を貰った。

その後、一体何年してからだろうか?!学生生活を東京で送ったいた私がいろいろと精神的に疲れた時に送った葉書にこのUシスターが返事をくれて、その言葉から私は、やはりカトリックになろうと思い、その後数年経ってから私は、洗礼を受け、カトリック信者になった。

今では、私の高校は、より近代的に校舎も他の施設も作り直されているし、Uシスターも現役でなく、修道会も別の場所へ移動をしている、そしてUシスターは、年を取ってまだ元気にそこにいられる。

しかし、この時期、あの頃の修道院の中でのご復活祭のイメージが私の中にあり、それは、古いフランス修道院型の建物の中、バターとミルクの匂いがする部屋部屋があり、その横に小さな聖堂がパスコアの飾り付けられていたのを思い出すのである。

Boa Pascoa。。。よいご復活をお迎えください。
by gabbyna | 2007-04-06 13:53 | カトリックのつぶやき

いろんな思うこと、あれこれと。。。。。


by gabbyna