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聖母マリア様の月と母の日

5月は、聖母月です。フランス在住のコブタちゃん親子より、すずらんを頂きました。

フランスでは、この5月1日にすずらんを大切な人に渡す習慣があります。私がこの習慣を知っているのは、高校がフランス系ミッションの高校だった為なのです。5月の緑爽やかな月が、聖母マリア様の月ということもこの高校時代に覚えました。

私の高校は、フランス系、パリミッションが関係する宗教系の高校でした。多くのシスター達が先生をしていました。フランスから来たシスター、日本人のシスター達が暮らす古いフランス風の修道院は、雰囲気がありました。私は、これまでにも書いてますが、ドアを開けるとバターとミルクの匂いがしてきたものでした。

本部がフランスにある修道院の一番トップの方、総長様が年に一度は、学校を訪れたものでした。私が覚えている総長様は、小さい体にエネルギーを一杯溜めた方でした。
私がある悪戯をしてシスター達の間で有名になった後の事です、総長様が来日していて祝日か、何かのミサの後に担任シスターに捕まっていた私は、総長様の前に引き出されました。そしてその悪戯をしたのがこの私だということを担任シスターに言われてしまったのでした。総長様は、上手な日本語で「あら~、あなただったの?!」と嬉しそうに笑いながら睨んでくれました。本当に慈愛に溢れた笑顔でした。その後何度か、総長様には、合った記憶があるのですが、洗礼を受けてカトリックになった後、総長様の死を知りました。総長様は、日本のこの修道院の墓地に眠っています。

私の中のマリア様は、こんな総長様のイメージと繋がります。優しいだけでなく、大変な時代を日本へ宣教という困難な仕事をやりのけた、意思と実行力を兼ね備えた方でもあったわけです。

神の言葉を素直に受け止めて実行したマリア様、カトリック信者が誰もが愛するマリア様の月が若葉が鮮やかなこの素敵な季節というのは、実に似合っているものだな思います。


by gabbyna | 2009-05-09 14:17 | カトリックのつぶやき

いろんな思うこと、あれこれと。。。。。


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